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リノベーション

孫リノベ
  • after
  • before
祖父が建てた家を
お孫さんがリノベーションしました。

(若いご夫婦+小さな娘ちゃんの3人家族
 鳥取市内からの移住  )

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代々大切に守り受け継がれた価値を
現代のライフスタイルにマッチングさせた
古民家リノベーション。
必ず活かしてくれると信じて守られた躯体。
屋根やケヤキの縁甲板は、雨漏りや湿気の対策が施されていて
手を掛け磨けば、
当初の輝きと凛とした存在感が蘇ってきました。

年代を経る度に増改築され段差が残り、
四方に組まれたケヤキの梁に建具がそのままはまっていました。
そのため身長の高いご主人のため床組み全体を下げて
バリアフリーを完成させることが最大の懸案でした。
(住宅性能評価取得)

高断熱サッシと断熱工事により性能向上を図り、
充分な収納率・水周り設備・家事動線の整理によって
快適性は格段に改善しました。

外部は木の柔らかさと仕口の効果を活かした耐力壁など
従来の有り様に沿った姿を重要視した優しい雰囲気にしました。


数年前に旅立たれた祖母の想いが
今、若い世代でバトンを受け継がれ
新しい世代に繋がっていくという物語を
感慨深く心に感じた工事期間でした。

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約半年の工期。
外観の変化を定点写真でおさめました。
after
重厚感を残しながら、現代古民家へリノベ。サッシは全て断熱性能の高い樹脂サッシ+Lowe複層ガラスへ。1階外壁の木板部は杉材で作成した耐力壁。
玄関周辺の外壁にはルーバー、ポーチ床は洗い出しを。既存建物の凛とした雰囲気を継承させました。写真右の板戸は既存のものです、新旧が上手くマッチしていますね。
外観の重厚感や既存の板戸の存在感に負けない玄関ホール
玄関のアクセント壁はアート左官。ふくた自慢の左官職人技です!
施主様の古材を活かしたいという希望から、天井裏に隠れていた丸太張り・厚鴨居は吊束と共に現しに
床は樺桜の無垢材、壁は塗りで仕上げた。
LDKに隣接する和室。既存は各室床高がバラバラであったが、今回の工事で床組を組み直し全てバリアフリーにした(住宅性能評価を取得)
畳の表替え、障子襖の張替えのみだが輝きを戻した和室。和風建築の美しさを改めて感じさせられる
壁量の少なく、お客様は隙間が多く虫や埃が入ることを心配されていた広縁。意匠性の高い杉板の耐力壁で壁量を増やし、隙間だらけだった木建具から樹脂サッシへ・天井は下地を打ち直し明るい色のクロスで仕上げた。
ダークブラウンの扉を開けると、シックな色調の書斎。窓からは蔵が臨める、凛とした雰囲気。
広々とした主寝室は就寝用に小上がり畳コーナーを作り、緩やかに室内の用途を区切った
小上がり畳コーナーの横には、パウダースペース。アクセントクロスとロールカーテンが可愛い。
天井高の低かった2階子供部屋。船底天井にすることで天井高を確保、施工性を考慮しの梁はクロス巻きに。
風呂~脱衣室~室内干しのできるランドリーは直線で繋ぎ、生活動線を改善させた。
ホスクリーン2セットが並ぶ広々としたランドリー室。ウイリアムモリスのアクセントクロスは奥様のお気に入り。
洗面~トイレ~風呂への動線もスッキリ。
廊下に設置した洗面化粧台横には、格子壁を。緩やかに空間を区切り、大工施工の斜め格子は美しい。
廊下からは便器部が見えないトイレ。ウイリアムモリスのアクセントクロスがオシャレ。
ダイニングの掃き出し窓。ドレープカーテンはシンプルにし、刺繡の入ったデザインシアー(レースカーテン)を。
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